第77回アカデミー賞

今日注目の授賞式だった。
ＷＯＷＯＷに加入していてもなかなか生中継は見ることができない。しかも今日は帰宅がつい先ほど（12時過ぎ）なので、夜の再放送さえ見れなかった。録画もしておかなかったし（哀）。授賞式についてはとりあえず6日のダイジェスト放送を忘れずに見るようにしようと思う。

さて、下馬評の高かった『アビエイター』は主要部門では助演女優賞（ケイト・ブランシェット）だけであった。しかし他に撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞も受賞しているので、5部門受賞となり、今回の中では最多受賞であった。

それでも対抗馬の『ミリオンダラー・ベイビー』は主要部門の中の作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の4部門受賞なので、勢いとしてはややこちらの方に分がある感じだ。これでクリント・イーストウッドも『許されざる者』に続いて2度目のオスカー受賞となって俳優出身ながら名監督としての地位は揺るぎないと言ってもいいだろう。

一方、無冠といわれ続けたマーティン・スコセッシはまたも監督賞を逃すこととなってしまった。面白い作品を撮ってはいると思うのだけれど、どこか最後のツメが弱いということなのだろうか。またニューヨークを拠点としているからハリウッド中心のアカデミー賞は受賞しにくいという話もあるようだが、ウディ・アレンのように監督賞や脚本賞を受賞している（とはいってもアカデミー賞自体に本人は興味がないようなのだが）ものもいるわけで、こうなると理由は全くよく分からない。

スコセッシが監督した『ハスラー2』で、ようやく主演男優賞を受賞したポール・ニューマンのようにまだまだこれからということなのかな。

それから長編アニメ映画賞が『Mr.インクレディブル』だったのは、凄く面白かっただけに嬉しい受賞であった。

今年はノミネートや受賞作品が、現在公開中かこれから公開のものが多いので、最近劇場に足を運んでいないのだけれど、ちょっと楽しみにしたいな。

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