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シカゴ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース [Music]

先日のTOTOとボズ・スキャッグスのジョイントライブに続いて、またまた懐かしの80'sに酔いしれるシカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのジョイントライブに行ってきた。

東京公演初日4月19日(土)。場所は東京国際フォーラムホールA。5,000人は入るこのホールでは、1階11列目という良席で、メンバーの表情もバッチリである。

客層は何となくTOTO/ボズ・スキャッグスの時よりも若干年齢層が高く、それもやはりアルバムをほとんど出しておらず(シカゴは「Chicago XXX」が比較的最近ではあるが)、あまり「現役」という印象が薄いせいだろうか、かつて聴いていたファンたちが懐かしくてやってきたという感じがした。

それでも80年代以降シカゴは何度となく来日していたし、何度か見に行ったりもしたのだけれど、ヒューイ・ルイスは本当に全盛期以来の来日で、そのライブを見るのは自分にとっても初めてということもあり、今回はどちらかといえば、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの方を楽しみにしていたのだった。

さて、順番はヒューイ・ルイスが先でシカゴが後。途中数曲にお互いのメンバーが参加してセッションをするなど、なかなかの雰囲気だった。というのもこのジョイントライブは日本公演のためだけに組まれたものではなく、既にアメリカでは以前よりツアーをまわったりもしており、そのため和気あいあいと息もぴったりとライブを楽しんでいるという感じが伝わって、見ているこちらも楽しく満足できるものであった。

そのアメリカで行われているというジョイントライブの情報を知ったときはホントに羨ましく、日本で見れないかなあと思っていたものだから、それが今目の前で行われているかと思うと感無量で、それぞれ90分、計3時間以上の充実した時間だった。

若干気になったことといえば、シカゴの方で、ピーター・セテラが脱退して以降、ハイトーンボーカルの曲を一手に引き受けてきたジェイソン・シェフが、「Chicago 18」以降の自身の持ち歌を全く歌わず、全てピーター・セテラのボーカルの曲だったのが本人にしてみると本意ではなかったのかなあ…と、なんとなく推察したりして。そのためか、ピーターの曲全てをジェイソンが歌わず、一部はトランペットのリー・ロックネインが歌ったりもしていたのがちょっと気になった。

それでもいずれのグループも全体としては本当に会場全体をノリノリにさせ、充実したステージで、こういうジョイントもいいけれど、それぞれ単独でも見たいものだなあと思わせるライブであった。
 
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