Audi A4 3.2 FSI quattro exclusive line [Car]
さて、TTが納車されたばかりだというのに、なんでまたA4なのか。それも既に先代となってしまったB7のA4。実は、1年点検でTT Roadstarをお借りした翌週に、iPod接続ボックスの取り付けのため半日程ディーラーにA3を預けることになり、その時にお借りしたのがAudi A4 3.2 FSI quattro exclusive lineだったのだ。
その時の印象について遅まきながら書こうと思う。
まずこのA4は、限定車ということで非常に豪華で質感高くいろいろな装備が施されていた。ファントムブラックパールエフェクトの外装色もスポーティ且つ高級な重厚感を醸しだしてもいたが、シングルフレームグリルで黒い車はちょっと強面だねって思っちゃった。
中に入るとシートも革張りのツートンカラーでブラック/シルバーだった。確か他にもブラック/コニャック(金色っぽい茶色?)やブラック/クリムゾンレッドが選べたはずだ。
スポーティな演出として、そこここにアルミパネルが張られ、その点ではデザインに古さは感じながらも、New A4のメーター周りのシルバー塗装の樹脂パネルよりは遙かに高品質に見えた。ステアリングも革巻きでステッチの色がシートカラーと合わせてあって、シルバー色で目立っていた。ただこのステアリングの皮は少し滑る感じがしたかな。3本スポークでA3と同じデザインだと思うが、A3は左右がパンチング処理してあって手に馴染み、滑りを防いでいるからだと思われる。ってか今度のTTもパンチング処理してないね。でもあんまり滑る感じがしないのは形状の違いもあるのかな(TTはS-Lineだとパンチングしているステアリングだったはず)。
それと、A3のオルガン式のアクセルペダルに馴染んできたからか、つり上げ式のペダルが妙に小さく感じて、ちょっとコントロールしにくく思えた(すぐ慣れたけど。というかパサートまではつり下げ式だったから思い出したと言うべきか)。
さて、走り出して感じたこと。重い。まずはその一言に尽きる。ボディの重さもそうだし、ステアリングも重い。良く言えばどっしりしているというか、あれー、パサートってこんな感じだったけかなぁ、と、パサートは排気量2.8Lだけど4輪駆動でB5のA4と兄弟車だから、ある意味同じイメージといってもいいかも。けどここまでどっしりしていたかなあ…。この(重量ということだけでなく)重さを感じる車で、ここまでスポーティな演出をされた外観や内装だと、少し違和感を感じたのも正直な気持ちで、これならもっとラグジュアリーな雰囲気の方がいいのかなあと思ってしまった。
走った経路は、まず青梅街道で圏央道の青梅ICに向かい、そこから圏央道〜八王子〜調布IC。途中、ちょうど八王子の手前で夕立のような大雨に遭ってしまったけれど、そこはクワトロ。ビシッと安定して揺るぎない走りをして、こういうところは重厚感がプラスに働いたといってもいいのかな。
一方、6速ティプトロニックの挙動にもちょっと違和感があった。パサートもティプトロニックだったし、それ以前だってトルコンのATだったので、そういう動きには慣れきっていたはずなのに、この1年でSトロニックに馴染んでしまい、アクセルワークが難しいなあと、しばらくぎくしゃくした走りになってしまった。
その理由として、ひとつにはクリープの強さがある。Sトロニックはクリープが弱いので停止からの出だしでブレーキから足を離しても、極端に前に飛び出そうとはしないのだが、A4ではかなりショックを感じるくらい、前にガクッと進む感じになるのでブレーキから足離すタイミングに神経を使わなければならなかった。
もう一つはシフトアップのタイミング。トルコンのATだと、アクセルを踏み込んで、フッとアクセルをゆるめるとシフトアップしたりするが、Sトロニックはぐーっと踏み続けていかないとシフトアップしていかない。A3に乗り換えた当初は、逆にその動きに馴染みにくかったけれど、今ではその方が自然なアクセルワークができるので、とても楽なのだ。だから今回A4ではその点、以前の車のようなアクセルワークをしないといけなかったので、あれあれ?と最初すこし気になったのだった。
個人的な好みでいうと、これよりひとつ前のB6のダブルグリルのA4がすっきりしたエクステリアデザインで好きだった。テールランプの処理も格好良く、ホントに都会の洗練された大人のセダンという趣だったと思う。ただ、さすがにインテリアの古さはどうしようもなく、ここだけ新しい最近のテイストのデザインになっていたらいいのになあと思う(もちろんシルバー塗装の樹脂はナシで…)。
それに比べるとB7のA4は本来はフルモデルチェンジではなく、ビッグマイナーチェンジというべきもののため、シングルフレームグリルもやや借り物のような印象だし、A3、A6、A8では角度が微妙に違うものの、普通に台形のフロントライトなのに、なぜかA4だけがその台形の下端がポップアップしていて、アウディにしてはデザインのためのデザインが施されている感じでどうにも馴染めないのだ。New A4でも若干その面影が残っているが、その形よりもLEDポジショニングランプが目立っているので、あまり気にならなくなったけど。
まあ、借りた車に文句を付ける筋合いのものではないのだが、初めて実際にA4という車のステアリングを握ってみて、やっぱりスポーティであっても大人な乗り味が強いんだなあという印象を受けた。
さて、新しいA4はどうなんだろう。
その時の印象について遅まきながら書こうと思う。
まずこのA4は、限定車ということで非常に豪華で質感高くいろいろな装備が施されていた。ファントムブラックパールエフェクトの外装色もスポーティ且つ高級な重厚感を醸しだしてもいたが、シングルフレームグリルで黒い車はちょっと強面だねって思っちゃった。
中に入るとシートも革張りのツートンカラーでブラック/シルバーだった。確か他にもブラック/コニャック(金色っぽい茶色?)やブラック/クリムゾンレッドが選べたはずだ。
スポーティな演出として、そこここにアルミパネルが張られ、その点ではデザインに古さは感じながらも、New A4のメーター周りのシルバー塗装の樹脂パネルよりは遙かに高品質に見えた。ステアリングも革巻きでステッチの色がシートカラーと合わせてあって、シルバー色で目立っていた。ただこのステアリングの皮は少し滑る感じがしたかな。3本スポークでA3と同じデザインだと思うが、A3は左右がパンチング処理してあって手に馴染み、滑りを防いでいるからだと思われる。ってか今度のTTもパンチング処理してないね。でもあんまり滑る感じがしないのは形状の違いもあるのかな(TTはS-Lineだとパンチングしているステアリングだったはず)。
それと、A3のオルガン式のアクセルペダルに馴染んできたからか、つり上げ式のペダルが妙に小さく感じて、ちょっとコントロールしにくく思えた(すぐ慣れたけど。というかパサートまではつり下げ式だったから思い出したと言うべきか)。
さて、走り出して感じたこと。重い。まずはその一言に尽きる。ボディの重さもそうだし、ステアリングも重い。良く言えばどっしりしているというか、あれー、パサートってこんな感じだったけかなぁ、と、パサートは排気量2.8Lだけど4輪駆動でB5のA4と兄弟車だから、ある意味同じイメージといってもいいかも。けどここまでどっしりしていたかなあ…。この(重量ということだけでなく)重さを感じる車で、ここまでスポーティな演出をされた外観や内装だと、少し違和感を感じたのも正直な気持ちで、これならもっとラグジュアリーな雰囲気の方がいいのかなあと思ってしまった。
走った経路は、まず青梅街道で圏央道の青梅ICに向かい、そこから圏央道〜八王子〜調布IC。途中、ちょうど八王子の手前で夕立のような大雨に遭ってしまったけれど、そこはクワトロ。ビシッと安定して揺るぎない走りをして、こういうところは重厚感がプラスに働いたといってもいいのかな。
一方、6速ティプトロニックの挙動にもちょっと違和感があった。パサートもティプトロニックだったし、それ以前だってトルコンのATだったので、そういう動きには慣れきっていたはずなのに、この1年でSトロニックに馴染んでしまい、アクセルワークが難しいなあと、しばらくぎくしゃくした走りになってしまった。
その理由として、ひとつにはクリープの強さがある。Sトロニックはクリープが弱いので停止からの出だしでブレーキから足を離しても、極端に前に飛び出そうとはしないのだが、A4ではかなりショックを感じるくらい、前にガクッと進む感じになるのでブレーキから足離すタイミングに神経を使わなければならなかった。
もう一つはシフトアップのタイミング。トルコンのATだと、アクセルを踏み込んで、フッとアクセルをゆるめるとシフトアップしたりするが、Sトロニックはぐーっと踏み続けていかないとシフトアップしていかない。A3に乗り換えた当初は、逆にその動きに馴染みにくかったけれど、今ではその方が自然なアクセルワークができるので、とても楽なのだ。だから今回A4ではその点、以前の車のようなアクセルワークをしないといけなかったので、あれあれ?と最初すこし気になったのだった。
個人的な好みでいうと、これよりひとつ前のB6のダブルグリルのA4がすっきりしたエクステリアデザインで好きだった。テールランプの処理も格好良く、ホントに都会の洗練された大人のセダンという趣だったと思う。ただ、さすがにインテリアの古さはどうしようもなく、ここだけ新しい最近のテイストのデザインになっていたらいいのになあと思う(もちろんシルバー塗装の樹脂はナシで…)。
それに比べるとB7のA4は本来はフルモデルチェンジではなく、ビッグマイナーチェンジというべきもののため、シングルフレームグリルもやや借り物のような印象だし、A3、A6、A8では角度が微妙に違うものの、普通に台形のフロントライトなのに、なぜかA4だけがその台形の下端がポップアップしていて、アウディにしてはデザインのためのデザインが施されている感じでどうにも馴染めないのだ。New A4でも若干その面影が残っているが、その形よりもLEDポジショニングランプが目立っているので、あまり気にならなくなったけど。
まあ、借りた車に文句を付ける筋合いのものではないのだが、初めて実際にA4という車のステアリングを握ってみて、やっぱりスポーティであっても大人な乗り味が強いんだなあという印象を受けた。
さて、新しいA4はどうなんだろう。
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