ドン・キホーテ(続)−「サンデージャポン」のコメント [TV / Entertainment]
ここ数日、ドン・キホーテの火事のことで、やはりというか圧縮陳列の問題を取り上げている報道が多かったように思う。そんな中、今日放送のTBS「サンデージャポン」におけるテリー伊藤のコメントは首をかしげざるを得ない。
確か、そうした圧縮陳列の問題ばかりが報道され、一方的にドン・キホーテが悪いんだというような風潮になると、制裁ということでの放火が増えるのではないかということを危惧する、ということと、その圧縮陳列については、イトーヨーカドーやダイエーでは決してすることのなかった新しい販売手法を考えたってことで凄いんだと、海外からもあの販売手法が注目されているんだという、そのことは忘れてはいけない、というような趣旨のものだった。
自分自身、先日のBlogでは、これをまねた犯罪が起きないことを願う、と書いたから、件の発言の前半には同意するが、後半はどうだろうか。
少なくともかの陳列方法では、消防法違反で注意をされ、改善するように指導を受けているのである。他の量販店がこうしたことを行わないのは、それが売り場の安全性に関わるからであって、そのことをないがしろにして尚、新しい販売手法だということで褒め称える気にはなれない。
なんのための法なのか。それを守って、その範囲の中で新しいことを考えるならまだしも、それを破って革命的なことをしたからといって、そのことで人名が奪われては仕方がないではないか。
どうも今の日本はまず守らねばならないことが軽んじられているような気がする。それを真面目に守っている人間が損をする世の中ではやりきれない。
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