ホントはあんまり関心がないんじゃない? [This and that]
東銀座に行った。
日産自動車本社裏の新橋演舞場界隈である。
この周辺には入り口がどこにあるかよく分からないような高級料亭が数多くひしめいている。そしてそれらのお店の客のものだろうが、夜になると道路に黒塗りの車の列が毎夜毎夜できるようだ。この日もそうだった。
この車が問題なのだ。
近くに公共の駐車場があるのにそれらを利用せず、いつ出てくるか分からない主を待って白手袋の運転手が路上駐車の車の中で待っているのだ。それもアイドリングをしたままで。
確かにこの寒空、エンジンをかけていないと暖房も使えないので凍えてしまうだろう。しかし東京都は駐車中のアイドリングは条例で禁止されているのだ。それより何より周辺への騒音やガソリンの無駄遣い、二酸化炭素の排出など、環境にもよくないだろう。
高級料亭を訪れるくらいだし、車だってメルセデスやトヨタのセルシオ、日産のシーマなどで運転手付きなのだから、その主たちはかなりのVIPであろう。
もし彼らが政治家だったら?
環境問題を語る資格は全くないと言っていいし、もし語ったら信用はおけないだろう。
もし役人だったら?
自家用でない限り税金のムダ使い(ガソリンの垂れ流し)をするなと言いたいし、政治家と同じく環境についてまともな行政は期待できないといってもいいのではないだろうか。
もし会社役員だったら?
昨今、大手企業では環境対策への取り組みについて毎年「環境報告書」という形でレポートを出しているのだが、もしその役員の会社で「環境報告書」を発行していたら、そんなものは紙切れ以下に等しいと言えるだろう。
みんな、やる気があるのだろうか?
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