「情熱大陸」:蒼井優 [TV / Entertainment]
たまたまつけたテレビで「情熱大陸」を見る。蒼井優の特集。
蒼井優は『花とアリス』を観た時から気になっていた。Webで公開されていた短編の時から、どちらかというと鈴木杏の演技見たさに観ていたのだけれど、映画を通してみると、釘付けになるのはアリスを演じた蒼井優の方だった。
特に離婚した父親との久しぶりの対面。さりげない会話と仕草。別れの場面での「我愛称」。そしてオーディションでのバレエ…。花ほど感情を表に出さないからこそ、際だって見える心の中の思い。それが自然と沸き立ってきて引き込まずにはいられないのだ。
初日舞台挨拶で見た蒼井優は線の細い女の子という印象で、女優というオーラは感じつつも、どこにこれほど観客を引き込むパワーがあるものかと不思議だった。
今日、この番組を見て、その凄さの一端を垣間見たように思う。女優は天職ではないと思っているようだけれど、女優であるべき人はこうなのかなと思った。若いけれど感心しきり。NHKの「トップランナー」で見た長澤まさみにも同じような感じを受けたけれど、ポッと出てちやほやされている勘違い女優たちに爪のあかでも煎じて飲ませたいくらいだ。
『フラガール』が楽しみだ。
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