一線を越えた不愉快なCM:SoftBank [TV / Entertainment]
SoftBankが「0円」をうたったCMで公正取引委員会の聴取を受けたらしいが、社会的にはそれよりも悪質なCMを今日はじめて見た。
部活を終えた女子高生だろうか、「帰ったら電話する」と何人かに声をかけるのだが、その内のひとりが自分にかけるとお金がかかるというようなことを言う。すると「そっか、SoftBankじゃないんだ…」とその場の空気がなんだか沈み込んだようになって、「でも、××は悪くないよ」とその場を取り繕うような言葉を友人たちがかけるというものだ。
明らかに、周りに友人と同じものを持っていないと仲間はずれになってしまうという、今のいじめの構造を端的にあらわしたようなCMではないか。しかも企業がそれを助長しようというのか。自分のところの携帯が売れさえすれば、こういう子供同士の歪んだ仲間意識があっても当然というのだろうか。
このCMを企画した広告会社の見識も疑うが、このCMにGOサインを出したSoftBankの企業姿勢も非常識だ。
見ていてこれほど気分の悪くなるCMはない。
コメント 0