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赤福問題の本質 [This and that]

安全な食品についてやや過敏な反応をしすぎの面もあると思える「赤福」問題だが、いくつかのニュースを見る限り、これまでの雪印や不二家、白い恋人などとは根っこのところで違う面が大いにあるのではないか。

かつての問題企業は、明らかに賞味期限を過ぎていたモノを承知した上で使用しており、無駄を省き、消費者に対する安全よりも自社のコストを減らすことだけを考えた悪質なものと言わざるを得ないわけだが、こと赤福の場合は現状報道されている情報を見る限り、必ずしもそうではないようなのだ。

「あんこ」って足が速いと言われていて品質を指示するのが大変で、赤福に似たような、おもちをあんこでくるんだ商品を川崎大師門前の住吉(くず餅で有名)も販売しているが、ここは夏場は日持ちしないために販売を休止しているのだ。

赤福も同様で、かつてはどんなに各地の百貨店から販売したいと打診を受けても断っていたそうで、それを可能にしたのが今回問題になっている一度冷凍するという方法だったようだ。その冷凍に際して赤福は、商品を包装までしたものを冷凍していたそうなのだ。

ことの問題はココにあって、一度包装したものを冷凍したから、製造日と解凍日の解釈の問題となって今回のようなことになったようなのだが、包装前に冷凍していれば、解凍日=製造日としてもいいような話しもあり、そもそも冷凍した場合に赤福の消費期限は一体どこまで持つのかという問題もある。

保健所の検査でも衛生的に問題はなかったという話しもあり、ニュースの見出しとして「偽装」という言葉だけが先走ると、「老舗の赤福よ、お前もか…」となってしまい、事の本質を見誤ってしまうような気がするのだ。

しかしながらまだ最終的な見解が出ているわけではないので、赤福を無条件で擁護することはできないけれども、ニュースの発信の仕方と受け取り方には細心の注意が必要だなとあらためて思うのだ。


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コメント 2

ひろやん

この意見は大変危険な言い方だと思います。赤福は30年も前から偽装を重ねており、引き上げた商品の餅は関連会社のセインベイに加工している実態は昔からうわさがあって、その実態も報道されると関連会社(万寿や)の社長(実際は赤福の社長)は引き上げたものであると知らなかったなどという報道があります。常識的に考えて弟であり関連会社の社長が知らないわけがありません。また赤福の社長の父であり会長が参宮線の問題や伊勢市への寄付でおかげ横丁や計画段階にあるサッカーの大会の誘致問題等いろいろと行政と絡んでくるのです。
お客様に作り立てなどと広告しておきながら冷凍や再利用した利益で伊勢の企業のトップにある立場を利用し、まちを変革して来た罪は大きいのではないでしょうか。健全なる利益を得たものならまだしもこんな企業は存在しなくていいのです。擁護するならもっと調べたほうが良いですよ。会長がこのような会社のシステムを造りながら一度も表に出ず会見も若い社長にまかせきりと言うのも不に落ちません。
by ひろやん (2007-10-22 11:31) 

sasa

関連問題

 今回の赤福の問題は、そもそもは食品衛生法との関係なのでしょうか。ところが発覚後の説明が真実を隠すもので更に不信感を増幅しているようですね。
 ところで、超大型ショッピングセンター(イオン高の原ショッピングセンター)が、顧客となるべき地元住民を何度も騙している例があります。約束違反を指摘されても謝罪はしないばかりか、違反状態を解消しようともしない。
 詳しくは、yahooブログ「平城ニュータウン・高の原とショッピングセンター」を御覧下さい。
by sasa (2007-10-22 23:16) 

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