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初詣 [This and that]

今頃初詣の話。

最近(といってもここ数年)になってだと思うけど、よくクイズ番組や情報番組などで、神社でのお参りの方法を紹介することがある。いわゆる二礼二拍手一礼である。

その影響だとは思わないのだけれど、初詣=柏手と思っている人って結構いるのではないだろうか。というのも地元のお寺にお参りした時、何人か柏手を打っていたのだ。昨年もいた。しかも大人が、だ。

う〜ん、どうなんだろう。仏様には静かに手を合わせるのが普通で柏手なんか打たないでしょう。さすがにそういうことはわかっていると思うのだけど、それならお寺で柏手を打つのがオカシイって思わないのかなあ。

それだけ宗教儀礼が身近でないのだろうけどね。でもお葬式のお焼香の仕方がわからないのと違って、初詣なんだし、こういうことくらいは自然にできるようになりたいな。

国語力が落ちているっていわれている中で、小学校から英語を教えたりしているけど、それと同列にはもちろん考えるのは間違っているのかも知れないのだが、クリスマスやハロウィーンに夢中になるより知っておきたいことってあるんじゃないのかな。

お寺とか神社とかの話だと、宗教の話となってしまって、捉え方によってはデリケートなこととして、昨今のナショナリズム的な問題と合わさってしまう面もなくはないかもしれないのだけれど、そんなに大仰な問題ではなく、正月とか節分とか節句、お彼岸、お盆とか、日本の文化として存在しているものは知っておきたいし、大切にしていきたいなって思ったもので。


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コメント 2

Amy

ああ~、いますね。お寺で「パンパン!」とやっている人々。
学校では「国際的な人間を育てる」とか言って英語を早くから
教えているけど、
「外国語を話せること=国際的な人間」ではないと思います。
まず自分の国の文化やを理解する事が
国際的な人間になる第1歩ではないかな?と。
外国語が話せても、日本の文化について話せないようでは本末転倒だと
私は思います。
日本の伝統的なことは、やっぱり大事にしたいですね。
by Amy (2005-01-11 16:51) 

MK

HANNAさんこんばんは。
本当によく言われていることですよね。外国人とコミュニケーションをとる時ってやっぱり自国の文化について聞かれることが多いと思うのだけど、そんな時に日本の文化について語ることができないっていうのは寂しいですよね。
広く「文化」ということではないけれど、確か国語の教科書から夏目漱石の作品がなくなったとかで、お札からも消えて教科書からも消えてしまったっていう話題をどこかで見たように記憶していますが、タレントのエッセイなんかよりもある時期に出会っておきたい作品ていうものはやっぱりあるんじゃないかと思うのです。授業に関心を持って欲しいとかいうちょっと浅ましい考え方から作品を選定するのではなく、日本語の美しさとか文化という側面から、伝えていって欲しいものもあるし、そういうことのひとつひとつを大事にしていって欲しいなって思います。
さらにいうとちょっとまたはずれてしまうかも知れないけれど、子供の「遊び」だって、直ぐに売っているゲームとかおもちゃだけでなく、自分で作って遊ぶものだっていっぱいあると思うのです。竹とんぼとか割り箸鉄砲とか。甥が小さい頃、割り箸鉄砲を作ってあげたら、ものすごく興味を持って、自分で作りたいから教えてくれってせがまれました。こういうものも昔からの日本の遊びというひとつの文化だし、そういうことから工作の楽しさも感じてもらえるし、自分で工夫したり考えていったりする力もついてくるんじゃないでしょうか…ってなんだか教育論になってしまって話が変わっちゃいましたね。
by MK (2005-01-12 01:44) 

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