クルマ感:その2 [Car]
車のスタイリングなんだけれども、最近の国産車、特にトヨタとホンダの車はノーマルの状態で格好いいと思われるものが皆無になってしまった。
いや、もちろんこれは個人的に思うところであって、日本でも海外でも売れているわけだから、気に入っている人も大勢いるのだろうけれども、自分で考える車の視覚的な良さという部分での琴線には触れないのだ。
それではどういうところを重要視しているかというと、言葉だけでの説明は非常に難しいのだけれど、まずは全体の固まりとしてのボリューム感。ここに無用な主張(グリルの過度な張り出しやフェンダーのふくらみなど)はいらない。押し出しが強すぎるのは品がない。やはりエレガントさが欲しい。
それから、デザインに整合性が必要。このラインの延長線上にこのラインがきている、というような曲面や線の描き方に連続性があり、必然的にこういうかたちになったのだというようなものが望ましい。やはり風を切って走る車には流麗なイメージが欲しい。
前方から後方に向かって切れ上がるくさび形の車は戦闘的ではあるけれども、ウエストラインが高くなりがちで、リヤフェンダーあたりに無用のボリューム感が出てしまいもっさりするのでバランスが悪く感じられる。このあたり、後方への切れ上がりをやや押さえて、パッと見地面と平行に見えるくらいの方が、地面の上を流れるように走るという雰囲気が感じられ好ましいように思える。
以上はいずれも自分自身が車を見た時に、瞬間的にこれは格好いいなとかもう一つだなとか判断するその理由を自分なりに言葉として表したものである。他にも良し悪しの判断基準はあるのだろうが、主なものはこんなところかな。
さて、これではあまりに具体性がないので、これからちょっとずつ実例を交えて書いていこうと思う。
#今の書き込みのペースだとなかなか更新が進まないと思うのだけど…
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