次世代ディスクはどうなるの?:その2 [Audio / Visual]
今朝の日経新聞で取り上げられてから、これも話題としては持ちきりの次世代DVDの規格統一の動き。
どちらが歩み寄っているのか不明ではあるのだけれど、動きとしてはSONYの経営陣の刷新がきっかけだったのかなとも思う(松下の動きが見えないのが気にはなるんだけど…)。もちろんお互いつぶし合いにもなりたくなかったろうし、コンテンツを提供するハリウッドメジャーもまっぷたつの現状では、ひとつにまとまるような圧力があったとしてもおかしくないだろう。
色々なところの記事を読む限りでは、どういう規格に進むのかまだ模索中で、本当にまとまるのかさえ危ぶまれるような印象を受ける。だがしかし消費者のことや、もちろん自分たち(開発メーカー)のことを考えても、ひとつになった方がいいのは確かなのだろう。
ここでもう一つ消費者のためということを考えるならば、既に発売されているSONY、Panasonic、シャープのBDレコーダーを購入した人たちに対して「何か」をすることも必要なのではないだろうか。
これが例えばベータマックスを購入して5年以上使っていて、ベータがなくなりましたというならまだしも、まだ規格自体が迷走しているこの状況で、市販品を購入してくれて、しかもまだ日数もそんなにたっていないのだから、それらの顧客に対して購入して応援してくれたことに感謝の意を表しつつ次なる規格の機種への変更に対して何らかのサポートをしてあげてもいいのではないかな、と思うのだ。
そして顧客の利益ということを考えるのならば、もう一つの問題、その次世代DVDを含むHDコンテンツが、実はこれまで発売されたハイビジョンテレビで見れないことがあるということについても、消費者に対して不利益にならないようにするべきだろう。
ちなみにウチのプラズマテレビ(2003年11月購入)にも件のHDMI端子は付いていない。
これはいずれも根っこは同じことだ。
メーカーが素晴らしい未来があるかのような謳い文句で発売した新しい製品に対して先行投資を行ってきた顧客をテスターのように使ってしまう。新しもの好きのマニアなんだから許される? そんなことはないだろう。まあさすがにBDレコーダーはマニアかも知れないけれど、ハイビジョンテレビはかなり一般普及してきているよねえ。
これで誰も新しいモノに飛びつかなくなって商品が売れなくなったらどうするのだろう?
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