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F1:その2 [Car]

昨日はF1サン・マリノグランプリだった。

先日の記事で今年のF1はレギュレーションの変更のため面白くなくなったと書いたけど、昨日は面白かった。こんなに手に汗握るF1は何年ぶりだろうか。

ラスト10数周のルノー-アロンソとフェラーリ-M.シューマッハの壮絶バトルは、一瞬たりとも目が離せないものとなった。フェラーリにしてみれば、もっと早くにB・A・R-バトンを抜いて、先に給油をしたアロンソとの差を開いた状態でシューマッハを給油ピットインさせ、そこで抜き去りたいという思いはあったろう。しかしながら結果としてそうならず、そしてそうならなかったことが、本来のモータスポーツとしての人間のドライビングテクニックでの争いという根本の戦いを見ることとなったのだ。

とにかく、F1はレース途中の給油がOKになってから、こうした純粋なコース上での戦いが減ったように思えるのだ。どうしてもピットインの回数やそのタイミングだけが戦いの中心になっているようで、それが面白さをスポイルしていたのではないだろうか。

タイヤ交換は雨などの天候の変化や、ゴムのタレなどによりバーストの危険があるような場合に交換するのは安全上当然で、そのためのピットインはやむを得ないと思うのだ。しかし、今年はそのタイヤの交換を予選以降認めていないのだ。確かにタイヤを長持ちさせるには、ゴムを硬めにする必要があり、堅いゴムならグリップ力が落ちるので結果としてスピードが落ち、安全性が高まるのではないかという論理もわからなくもない。しかしながらそれよりも、レース中のタイヤのヘタリによって突然のバーストなどで事故になる方が危険ではないだろうか。そのあたり技術的な問題で正確なところは分からないのだが、大いに疑問なのである。

それにしてもアロンソは強い。テクニックもそうだが、あれだけのプレッシャーを受けながらミスなくシューマッハの走行ラインを抑えて見事逃げ切った。これで3連勝。今まさにアロンソの時代がきたと言っても過言ではないかもしれない。そしてルノーチームも開幕4連勝で破竹の勢いだ。

B・A・Rも2台ポイント獲得したし、マクラーレンもポールを獲得した。強いと言われているチームが活躍をはじめて、争いが混沌としてくれば面白くなっていくはずだ。

現在のレギュレーションでは今回のようなバトルがまた見られるかどうか微妙ではあるが、“作戦勝ち”というものばかりでなく、レーシングドライバーの腕で優勝をもぎ取るようなそんなレースをこれからも見たいものである。


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