「歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎」補足…「寺子屋」 [Play]
先ほど「歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎」の記事を書いていて、「寺子屋」っていつ見たかなあ、と過去の観劇記録をちょこっと調べてみた。そうしたら何と1回しか見ていなかった。もっと見たことあったような気がしていたけれど、多分テレビ中継だったんだね。
さてその唯一劇場で見た「寺子屋」は、94年12月の歌舞伎座だった。
この年の12月公演は結構話題だったはずだ。なんといっても普段ほとんど同じ舞台に立たない幹部クラスの役者が揃ったからだ。孤高の芝居を続けていた猿之助に菊五郎、勘九郎(現・勘三郎)、玉三郎、それに福助、左団次などだ。
で、その時の「寺子屋」の配役は以下の通り。
松王丸:猿之助
武部源蔵:勘九郎
春藤玄蕃:段四郎
園生の前:玉三郎
戸浪:福助
千代:菊五郎
結構豪勢じゃないか。いやあ、あんまり意識しないでいいのを見ていたってことなのかな。しかも不思議な縁でこの時は「鬼揃紅葉狩」も演目としてあったんだよね。こちらには猿之助、勘九郎、玉三郎に猿之助一門の若手が総出演だった。
さてさて、その時の筋書を見ると、過去の「寺子屋」の上演記録が載っているのだが、吉右衛門と幸四郎の「寺子屋」での共演は昭和63年(1988年)2月の歌舞伎座以来ということになるようだ。(あ、でもこの筋書自体が94年のものだから、それ以降に共演あったら載ってないので、そこらへんは不明なんだけど…)
吉右衛門は松王丸も何度か演じているし、見てみたい気もするけれど、ニンとしては源蔵なんだろうね。というか幸四郎の源蔵は合わなそうだしなあ。
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