Volkswagen Golf V GT TSIに乗ってきた

4年目のパサート。来年車検だ。これまでの自分の車の買い換えサイクルだと、まさに来年がその年。となると車検の半年前くらいからが検討期間ということになるのかな。

で、そろそろ実は気になりだしている車がないわけではない。

でも新型のパサートはダメだ。大きくなりすぎたし、デザインがねぇ。フロントとリアのオーバーハングが長くって、お尻がぼってりと重そうな感じがイマイチだなあ。あのダックテールなトランクリッドも装飾過剰な感じがする。装飾過剰といえばキラキラ輝くワッペングリル。ワッペングリルのような統一感を出すデザインは悪くないと思う。けれどあの面積をキラキラさせちゃうのはいかにもあとから貼り付けましたという印象で、車との一体感がなくダメだな。ボディ同色ならまだいいんだけどね。

それで、一応考えたいなと今思っているのはアウディA4。パサートからの乗換としてはやはり1番かも。けれど新型が来年にも出るらしいので、タイミングとしては微妙かな。けれど今のモデルはモデル末期だから色々こなれていて安心して乗れるかも。ただ、価格が高い。そりゃね、プレミアム分上乗せというのもあるかもしれないけれど、クワトロにしようと思ったら相当な出費を覚悟しないといけないのがなんともはや…。

そこで、本当にそれくらいの大きさの車が必要なのか、4WDも必要なのか…たぶんそういうことから考え直さないといけないのかなあと最近は思うようになってきた。

で、今では候補にはアウディA3やゴルフもいいんじゃないかと思うようになってきたのだ。

そのゴルフに追加された新型がGT TSI。1.4リッターの小型エンジンにスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み込んで、低燃費で高い馬力とトルクを生み出している注目の車だ。
　

　
雑誌やネットでの誌上レビューでは褒めすぎなんじゃない？と思う程評判がいいので、正直すごく気になっていたのだ。そうしたらパサートを購入したディーラーからデビューフェアの案内がきたので、今日、出掛けて試乗させてもらった。

いやいやなかなか素晴らしい車だった。1.4リッターとは思えない程アイドリング音も静か。さすがにアクセルを踏み込むと過給器の音が聞こえるが、これはまあこういう車だし聞こえた方がいいのかも知れない。決して不快なノイズではない。ロードノイズもまあまあこんなものかな。DSGの変速は非常に滑らかで、アクセル開度に合わせて早めにシフトアップしたり、引っ張ってからシフトアップしたり、ドライバーの思うがままという感じでストレスがない。パドルシフトを使ったマニュアルでのシフトチェンジにもリニアに反応して気持ちがいい。

足回りも過剰に硬くなくて、途中道路工事でかなりデコボコの道を通過したのだけど、確かにゴツゴツ響いてはくるのだが、直ぐに収束して、柔らかいサス特有のいつまでもゆらゆら揺れる感じは皆無なのはとてもいいと思う。こういうサスなら同乗者も車酔いなどはしないだろうな。

そして低速からのトルクも十分で、ぶんぶん回さなくても楽しく運転ができる車だった。結構昔からエコランっぽい運転をするので、自分にはこういうタイプの車はもしかしたら向いているかも、なんて思ったり（たぶんGTIだとこうはいかないような気がする）。

このクラスのベンチマークとなる車だけに内装の質感も充分。シートも適度なホールド感があって長時間でも疲れなさそう。エクステリアのデザインもワッペングリルがGTIのように黒でもなく、R32のようにキラキラしていなくて、ボディ同色で締まりがあってなかなか良い顔つきだと思う。

う〜ん、悩ましいね。でもこうやって色々考えている時期が一番楽しいんだよね。

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