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一夜限りのサディスティック・ミカ・バンド [Music]

サディスティック・ミカ・バンドの再々結成ライブを見た。

YMO好きだから、メンバーの昔所属していたグループの曲とか、そういうものを聴きまくっていた時期もあって、その中ではサディスティック・ミカ・バンドはやっぱり少し別格な気がしていた。とてもポップでノリノリで、聴いていて楽しく時代をはるかに先取りしたような曲ばかりで、海外で受けてますという宣伝戦略のためかどうかは知らねども、イギリスでうけたのもわかる気がする。

そんなサディスティック・ミカ・バンドが解散後、最初に復活したのは89年。ミカの代わりに桐島かれんを加えての再結成で、マツダのファミリアのCMで起用された「Boys and girls」がヒットした。この時、今はなくなってしまった東京ベイNKホールで1回だけライブをやっている。それがテレビ放映されたものを観たのだけれど、実は少々失望したのだった。明らかに桐島かれんが新曲は口パクっぽかったし、昔のミカがボーカルを取っていた曲との差が激しかったのだ。

そしてまた時が流れ、キリンラガービールのCMの企画で再々結成。今度は木村カエラがボーカルで、新曲ではなく「タイムマシンにおねがい」のリメイクだった。けれどその後そのメンバーで新しいアルバムを作りライブもやるというニュースが。木村カエラはソロ歌手としても活躍しているし、「タイムマシンにおねがい」を聴く限りはかなりの期待が持てたので、そのアルバムを待った。そしてそれは期待通りの素晴らしい作品だった。ちゃんと初期の雰囲気も持ちながら現代のサディスティック・ミカ・バンドになっていた。これならライブも期待できるだろうと思い、チケット確保に動いたが凄まじい争奪戦。幸いなんとか抽選販売で入手できたので、期待を胸にいざNHKホールへ。

いやもう一応メンバーとして迎えられたはずの木村カエラでさえゲスト扱いっぽくなってしまうほど、おじさんたちの結束ぶりはすごかった。最近ではかなり珍しく2,3曲を除いてドラムを叩きっぱなしだった高橋幸宏を見ることができたのも、ドラマーユキヒロファンとしてはとてもよかったし観客もメンバーもそのことをしきりに喜んでいた感じがした。

それからニューアルバムの中で奥田民生が詩を提供しているものがあるのだけれど、それを演奏する時、その民生本人がゲストで参加。アンコールの時の「タイムマシンにお願い」でも再び現れて最高に盛り上がって終了。非常に満足度の高いライブだった。

このライブは5月にWOWOWでの放映が決定。それもまた楽しみだ。
 

NARKISSOS (通常盤)

NARKISSOS (通常盤)

  • アーティスト: サディスティック・ミカ・バンド
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: CD

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